69期で退任された講師からのメッセージ

69期をもちまして、中国留学生援護会の講師、8名の方が退任されました。中国語教室の講師として、授業の内容にも工夫をこらして楽しい授業を行ってくれました。また、援護会のイベントにも協力をされ、受講生との友好の輪を広げていただきました。立派な社会人となり、これからも日中友好に関わっていただきたいと思います。大きく羽ばたき、巣立っていかれる講師の方たちの社会でのご活躍をお祈りいたします。


劉博昊 講師

「支えていただいた方に感謝を」

私にとって援護会での日々は、今後の教育活動に携わる上でいつでも参考となるような貴重な経験を与えてくれただけではなく、受講生の方々との学習、趣味、そして人生をめぐってたくさんのことを分かち合うなか、様々な刺激、認識を得ることができました。私にとって一生忘れられない思い出となるに違いありません。

研究に没頭しすぎて自己を失いそうな時、理不尽なことに出くわし辛い経験をした時、学会誌に論文を載せた時、生活に新たな楽しみを見出した時等など、不器用な私をいつもそのまま受け止め、私の悲しみを一緒に悲しみ、喜びを私とともに喜んでくれたのは受講生と理事の皆さまでした。

この場をお借りして、長い間にわたって私を支えいただいた援護会のすべての方々に感謝の意を申し上げます。

「会うは別れの始め」と言われますが、裏を返せば、別れもまた、再び会うためにこそあるのではないでしょうか。これから、皆さまとの再会を心待ちにしつつ、そして援護会での大切な思い出を糧にして、学問の険しい道を歩んでまいります。

時々、立ち止まって道端の風景を眺めることを忘れずに。


張瑞瑞 講師

「すばらしい方たちと出会えました」

皆さん、こんにちは。お久し振りです。退任して、もう3ヶ月も経ちました。日本では忙しい毎日でしたが、日本から離れた今、精一杯で生活していた自分のことが懐かしいです。今、中国で生活していて日本にホームシックしています。

援護会の講師になったことで、色んな素晴らしい人たちと出会うと同時に、どのようにして言語を教えたらいいのかと常に考えることで、本当に勉強になりました。

援護会ではとても充実した3年間を過ごすことができました。多くのイベントにも参加させていただき、その中でも印象が強いのは「日中友好パーティ」でした。チームメンバーと一緒に何回もリハーサルして、当日講師たちは舞台で思いきり歌ったり、踊ったり、楽器を弾いたりして、とても楽しい想い出になりました。

皆さんの中国語がますます上手になるようにお祈りしています。いつかまた皆さんに会えますように願っています。


張晶之 講師

「教師が大好きになりました」

私は2年前、幸運にも援護会の講師になることができました。中国語を教えながら勉強に励み、充実した留学生活を送ってきました。

受講生の皆さまと交流しながら中国語や中国文化を教えるのは本当に楽しかったです。色々なイベントに参加して、日本の方との交流や日本文化へのふれあいを実現させることができました。受講生の皆さまや講師の皆さんとも仲良くなり、日本での生活を豊かにできました。困ったことがあっても、親切に助けていただき、温かみを感じました。異国で一人暮らしをしていても孤独感は全く感じませんでした。

援護会の受講生は年配の方が多いですが、皆さまが年齢を問わず向学心に燃え、努力して勉強している姿を見て、非常に感服し、私もその積極的な人生の態度を見習おうと思いました。日本語を使って中国語を教えることで自分自身も日本語の勉強になりました。また、時には受講生から日本語を教えていただきました。本当にありがたいと思っています。

援護会で講師を経験したことで教師の仕事が大好きになりました。教師を一生の仕事にしたいと考えています。卒業後は帰国しますが、引き続き皆さんと連絡するようにしたいと思います。

皆さん、私のことを忘れないでくださいね。長い間本当にありがとうございました。


梁爽 講師

「援護会での経験を次のステップへ」

皆さん、こんにちは。2年前に援護会の講師になり、これまで皆さまにいろいろお世話になりました。本当にありがとうございました。あっという間に過ぎた2年間でしたが、たくさんのことを体験することができ、とても充実した期間でした。授業で皆さまと出会って、教えていただきながら少しずつ自分のやり方を見つけることができました。

授業以外でも水餃子会、カラオケ大会や日中友好パーティーなど、たくさんの活動を体験することができました。皆さまと一緒に美味しい水餃子を作ったり、中国語の歌を歌ったり、ダンスを踊ったり、とても楽しかったです。

中国語を教えることにより、中国の言葉と文化を皆さんに伝えるだけではなく、日本の文化に接する機会も得ました。さらに、私自身も中国の文化や風習を改めて見つめ直すきっかけともなりました。私は、国境を越えたコミュニケーションを取ることに楽しさを感じています。そして、コミュニケーションは自分自身を成長させる手段であり、更に“人と世界の架け橋”であると考えています。

どんな楽しい時間もいつかは終わるるものです。天下无不散之筵席(この世に終わらない宴席はない)。今まで援護会で積んだ経験を人生の次の新しい段階で活かしていきたいと思います。2年間どうもありがとうございました。またお会いいたしましょう。


許晨 講師

「視野が広くなりました」

2019年から、援護会で2年間を勤めた許晨です。

授業や日本での留学生活を進めるにあたり、多くの方々にご指導ご支援をいただきました。理事の方、事務室の方、受講生の方々からも大変お世話になりました。心から感謝申し上げます。皆さまのお陰で留学生活をとても楽しむことができました。

私は日本語を専門としていなかったため、仕事をしながら独学で日本語を勉強しました。留学する前は、北京の公立小学校で4年間教師として勤めていました。留学を決意したとき、公務員としての安定した仕事をあきらめたと思われて、周りの人が支えてくれませんでした。

しかし、留学することで、より多くの知識を学び、異文化も学ぶことができると信じています。他言語を学び、異国に来たとき、自分の視野がより広くなり、複数の角度から問題を解決することを学びました。

援護会の授業の中で中国語の難しさを感じました。今まで、中国人として意識していなかった知識や文法などがびっくりするくらいありました。受講生の皆さまに対しての言葉との戦いもあり、大変かと思いましたが、「大」きく「変」わるチャンスと捉えましたした。

 援護会での2年間は素晴らしい経験でした。本当にありがとうございました。


刘嫣妮 講師

「一生忘れられない思い出」

2019年から2021年までの2年間、援護会で中国語講師として在任させていただきました。援護会の優しい方々に大変お世話になりました。いつもいつも応援していただき、ありがとうございました。

援護会で中国文化や中国語に興味がある受講生と楽しく愉快なレッスンができて良かったです。言語学習を通して日中両国の文化、習慣などを理解し合うことができました。毎回、新しいものに触れる毎に受講生の皆さま、また私にとっても大きく成長を感じることができ、充実した時間でした。

中国語教室だけではなく、水餃子会やカラオケ大会、バス旅行などにも参加しました。至る所で日中交流できる場もあって、良い思い出をたくさん作りました。

 援護会での思い出は楽しくて貴重で、一生忘れられないと思います。退任は終わりではなく、ずっと援護会と繋がっていたいと思います。もしチャンスがあれば、OB•OGとして遊びに行きますので、その時はよろしくお願いいたします。


劉叡琳 講師

皆さまの声に支えられました」

皆さまのおかげで講師としてつとめさせていただくことができ、本当に感謝でいっぱいです。

コロナの影響で、援護会の色々なイベントが中止になり、皆さまが不安を抱い、授業を欠席するなど、残念なことがたくさんありましたが、今振りかえると、いい思い出もたくさん浮かんできます。

「先生が大好きです!」、「先生の教え方うまいですよ!」などと言われ、コロナで母国に帰れない私の大きな支えになりました。受講生の皆さまが一所懸命に中国語を学ぶ姿を見て感銘を受けました。

私も今後、皆さまのような素晴らしい人になりたいと思っています。皆さまとの出会いと皆さまからくださった応援は、私にとってとても貴重なものとなりました。

受講生の皆さまの中国語が少しでも上達していただけたら私は嬉しく存じます。